認定支援機関に認定されました!
平成31年2月28日付で、経営革新等支援業務の認定支援機関に認定されました。
これにより、顧問先に提供できるサービスの幅が広がります。
顧問先に提供できる3つのメリット
1 自社(顧問先)の魅力の発掘
一番のメリット、それは社長が自社の事業をじっくり見直す機会が与えられることにつきます。
ほとんどの中小企業の社長さんは、このように思っているはずです。
・経営戦略は大事。でも、日々の仕事に追われてじっくり考える時間がない。
・戦略は考えているが、説明が複雑なので従業員に共有していない。
・ただ闇雲に仕事を頑張るだけでは、限界はいつか訪れる。
・戦略を練らねばならないが、実はどうすれば良いのかわからないし、お金もない。
大事だけど、後回しになりがちな経営戦略。
でも、成功している企業は必ず行っています。それも社長さんは分かっていますので、より焦燥感が募っているはずです。放置しているこの問題。
立ち止まって、事業内容を専門家と共に考えることは、企業にとって大きなメリットです。戦略を練るために、強みや弱み、今後の方向性を徹底的に洗い出しますので、企業の意思統一や部内の意識改革が期待できます。
2 補助金の申請
・新しい設備を導入したい
・新商品を開発したい
・新たにメディア広告を打ちたい
・新しい戦略を模索したい
というご要望やお悩みに対し、共に戦略を練り、そのために必要な費用の補助申請へのお手伝いが出来るようになります。
3 金融機関の融資特典
認定支援機関の支援を受けながら経営計画を策定することで、金利優遇や期間延長などのメリットを享受することができます。
いちばんのメリットは?
A.社長が自社の魅力を再発見できること
2の補助金申請や3の金融機関の融資より、実はこれが一番大きい影響を与えると思います。
補助金の申請にしろ、銀行融資にしろ、動機付けや合否はどうあれ、経営計画を策定しなければなりません。
この経営計画作成のプロセスにより、企業の方向性が決まるというのは、一番のメリットと考えています。
市場やライバルの動向、自社の強みや弱みを知ることが出来ますので、あとはそれを経営に落とし込んで行動するだけです。結果は自ずと出るに決まっています。
孫子が提唱する「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」の言葉通りです。
どう生かすの?
私の提供するサービスは、社長のお悩み解決、相談に主軸を置いた、社長の参謀(トータルサポート)です。
ただの「税理士」よりも「税理士+認定支援機関の肩書」であったほうが、企業の成長をより強く後押しすることが可能になります。
とくに、
・新しい設備投資を導入してもらおうにも、お金がかかる
・借入をおこなって資金繰りを良くしたくても、利息や期間が制限される
といった当面の問題には、「認定支援機関」の肩書があると、ことが上手く進むケースが多いようです。
上手に使って、顧問先の力になりたいものです。
終わりに
先日、ある講習会に行った時のことです。
近くの、コンサルタントとおぼしき方々が大きい笑い声で共にお話していました。
A「先生は(補助金採択率)何勝何敗?」
B「いや~、補助金申請は良い実入りになるからね~。」
C「新しいビジネスモデルにせなアカン(笑)」
一同「AHAHAHAHA」
本気の会話かどうかは知りませんが、少なくとも、人前でする話ではありません。
これを聞いた支援対象企業の方々はどう思うでしょうか?
認定支援機関の役割とは、素敵な経営計画書を作って、企業は補助金をもらって良かったね!ハイ終わり!
ではないと思っています。
大事なことは、企業の中期、長期成長のための布石を打つこと、そのために社会インフラである支援機関が社長と共に企業の強みや弱みを考え、経営戦略を考えること、そうすることでこの国の産業を支えていこうという趣旨。
テンプレにはめ込んで報酬をもらうような、コンサルタントの食い扶持稼ぎではないと思っています。
今後は、認定支援機関の資格を武器に、
・経営者と共に企業の戦略を考え
・その成果を確認し
・都度修正や改良を加え
・中長期的な企業の発展を目指すこと
をモットーに、本当の意味で「支援機関」になれるよう、歩んでいきます!